2023年5月１日（月）10時～12時 大阪大学箕面キャンパス

「複言語・複文化共存社会研究センター（通称：阪大ふくふくセンター）」開設にあたり、異なる立場にいる人々を仲介する「メディエーター」の登録説明会を開催しました。

当日は、対面で26名、オンライン64名、あわせて90名が参加し、外国にルーツを持つ子どもたちの現状や背景、ふくふくセンター設立の経緯や具体的なメディエーター登録方法などについての説明を行いました。活動に参加するにあたり知っておくべき現状や、学校生活において子どもが抱え困難や課題について、支援者が経験した様々なケースを取り上げながら説明し、これまでの課題である「組織的な対応体制の未整備」「支援者支援体制の未整備」を解決すべく立ち上げた阪大ふくふくセンター設立の背景、目的、業務内容そして組織体制についても共有がありました。
また、「私に出来るのかな？」「支援って何するんだろう？」という参加者の不安や疑問を解消するために、実際に活動に参加した学部生から、支援者としてルーツのある子どもに関わった経験に関しての発表もありました。学校現場での１日の流れや、活動を終えた後の子どもの変化、支援者自身の変化の話は、実際の活動を具体的に想像することでき、登録を検討している参加者の参考になったと思います。
「子どもたちのお兄ちゃん、お姉ちゃんになれば良い！」という学生の言葉がとても印象に残りました。活動に参加することは参加する学生にとって学びの場として必ず意義深いものになると思います。ぜひ一緒に活動していきましょう！